2013年12月20日金曜日

成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望(3)教育民泊受入先進地視察調査」コーディネーター

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/?info=31220

成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望(第3回)」を開講しました

12月20日(金)、教育民泊の受入先進地である兵庫県豊岡市但東町を視察調査しました。成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」シリーズとしては民泊型修学旅行実践校訪問調査に続く最終回です。
2012年6月に「8畳1間・定員6人」で旅館業法の許可を取得した「森さん宅」視察および聞き取り調査が今回のメインテーマでした。2009年から神戸市立N中学校の教育民泊を受け入れてきた森さんは「農家民宿もりもり」という宿名で旅館業法の営業許可は取得しましたが、実際まだ子ども受入が中心で、一般客を泊めるために積極的な宣伝等は行っていません。当シリーズ第1回で解説した所謂「ホワイト民泊」です。
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 すぐ近くで「本諸子 悠」という釣り堀を経営していた「植田さん宅」でも2013年3月に「10畳1間・定員6人」で同じく小規模簡易宿所営業の許可を取得していました。それ以前から釣り客に対する飲食店営業も行っていたのに加え、呑んだ後そのまま泊まる人用に旅館業法の許可も得た所謂「スモール民宿」に近い形態ですが、もちろん上記の教育民泊も受け入れています。こちらでも神戸の中学生受入の様子や許可取得までの経緯等について話を聞かせていただきました。 
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最後に、但東町が豊岡市に合併する前の2004年に北但馬グリーンツーリズム特区(消防法の規制緩和)を活用して開業した「八平だるま」へ移動しました。この宿は、大人も泊める最も一般的なイメージの「従来型農家民宿」で、濁酒・めん類・菓子・豆腐など多くの製造業許可も取得し、積極的な宿泊業経営を行っている事例でした。こちらでも教育民泊や開業経緯の話を聞かせていただき、その後「車座討議」の場を設け、参加者同士の意見交換を行いました。
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異なるタイプの宿3ヶ所を視察調査した今回で当シリーズは完結しましたが、隣接する北近畿エリアの自治体間で連携体制を確立できるよう、今後とも色々な取組を進めていきたいと考えています。ご協力いただいた宿および参加者の皆さん、大変ありがとうございました。

2013年12月14日土曜日

養父市「インバウンド観光シンポジウム:新時代の国際交流ルート開発に向けて」パネラー

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/post_273

「養父市インバウンド観光シンポジウム」を共催しました

12月14日(土)、兵庫県養父市おおやホールにて「養父市インバウンド観光シンポジウム~新時代の国際交流ルート開発に向けて~」を開催しました。
本学と養父市の「地域の魅力づくりに関する包括連携協定」に基づく事業として、今年度はインバウンド観光(訪日外国人旅行)に関する日中韓3ヶ国の大学生モニター調査等を実施してきました。その結果発表等をはじめ、今回のシンポジウムでは本学ニューツーリズム研究所メンバーによる公開討論会も行いました。
広瀬栄・養父市長の開会挨拶に続き、矢島正枝・本学経営情報学部教授が「京都舞鶴港と韓国浦項港の定期航路開設に向けた北近畿のインバウンド観光」に関する解説および上記モニター調査の結果を発表しました。
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その後、辛在卿教授が当日の解説を交えながらモニター調査時のビデオを上映しました。
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更に、エリック助教がネット活用によるインバウンド観光の情報発信に関する新たな手法の提案を行いました。
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休憩を挟んで、SINT(Seibi-university Institute of New Tourism)メンバーの韓金江教授と中尾誠二准教授、そして夏のモニター調査にも参加した本学ビジネスデザイン学科の中国人留学生(4回生の張林くん・3回生の陳司宇さん)も加わり「SINT公開討論会」を行いました。
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最後に、戸祭達郎学長が閉会の挨拶をし、共催いただいた養父市および来場された方々へ御礼を述べました。

2013年12月5日木曜日

京都府立京都すばる高等学校で「京都経済を活性化させる起業」の高大連携授業を行いました!


11月27日(水)、京都府立京都すばる高等学校3年生の「ファイナンス」の授業において、本学経営情報学部の滋野准教授・中尾准教授が、高校生が考えた「京都経済を活性化させる起業プラン発表」に対するコメンテーターを務めました。
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2013年11月25日月曜日

京都府中丹広域振興局「農林漁家民宿・民泊開業セミナー」講演

http://www.pref.kyoto.jp/chutan/nourin/131125noukaminnsyuku.html

中丹広域振興局

農林漁家民宿・民泊開業セミナー2013@京都・中丹を開催しました。


 京都府中丹広域振興局では、農家民泊を活用した交流人口の拡大による地域活性化を目指すグリーンツーリズム事業の一環として、11月25日に、地元農家、地域活性化に取り組む団体等を対象とした上記セミナーを開催しました。当日は、成美大学中尾准教授から教育民泊受け入れに係る先進地の取組報告や、中丹東保健所、地域づくり推進室から農家民泊における食品衛生管理、開業の際の関係法令などの説明を行いました。

 また、綾部かんばやしの里体験推進協議会、農家民泊経営者を交えたパネルディスカッションでは、農家民泊での受け入れの状況や、教育民泊の取り組みの状況などを紹介していただき、広域的な教育民泊の受け入れによる地域の活性化に向け、「夢」を持ち帰っていただきました。
農林漁家民宿・民泊開業セミナー2013@京都・中丹;成美大学中尾誠二准教授 

セミナーの概要 

日時:平成25年11月25日(月曜)午後1時から午後4時まで
場所:三和荘(福知山市三和町寺尾)
参加者:中丹地域の農林漁業者で農林漁家民宿・民泊に興味がある方、新たに農家民泊に取り組みたい方、農山漁村集落の地域活性化関係者等72名

セミナーの内容

基調講演;教育民泊と小規模グリーンツーリズム政策

         成美大学経営情報学部准教授、地域活性化センター所長 中尾誠二さん

成美大学中尾誠二准教授、基調講演「農家民泊と小規模グリーンツーリズム」

   客室面積33㎡未満の小規模農林漁家民宿を中心に学校単位での教育旅行を受け入れる「教育民泊」について、長崎県南島原市での教育民泊で、都会の子ども達が農作業などを通じて農家の方々と交流を深めていく様子を動画で紹介しながら、説明していただきました。



2013年11月21日木曜日

京都府立南丹高校で「沖縄読谷村修学旅行」事前学習用の高大連携授業を行いました!

10/24(木)、京都府立南丹高校2年生「総合的な学習」において短期大学部の高澤教授と経営情報学部の中尾准教授が高大連携授業を行いました。

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2013年10月30日水曜日

成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望(第2回)」を開講しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/21030


10月30日(水)、民泊型修学旅行実践校である京都府立南丹高等学校への訪問調査を行いました。



南丹高校が民泊型修旅として沖縄県読谷村へ行き始めたのは2012年度が初めて。160人の生徒さん達が約40軒に分宿し、「オジィ・オバァ」と触れ合う中で得た感動の民泊体験話を、3人の高校生から直接聞かせていただきました。
北近畿エリアの農山漁村において同様の「教育民泊」受入を模索している参加者との間で積極的な質疑応答が交されました。
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2013年9月4日水曜日

中尾准教授が「国道429号を考える住民参加シンポ」にパネリストとして参加しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/429


8月30日(金)、福知山市民会館4階ホールで国道昇格20年記念事業『国道429号を考える住民参加シンポジウム』が開催されました。

本学からは経営情報学部の中尾誠二准教授がパネリストとして参加し、「教育民泊の広域的な受
入による地域経済の発展と道路ネットワークの形成」等に関して発言しました。

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2013年7月24日水曜日

成美大学2013地域活性化策コンテスト「田舎力甲子園」、好評のうちに終了

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/?info=2013_4


 前半の表彰式では、「Kobayashi Facebook Project ~共感が生み出す情報発信力!~」で最優秀賞を受賞された宮崎県立小林秀峰高等学校、「熊本の宝物『みさを大豆』~商品開発と交流活動でみんなを笑顔にするモン!~」で優秀賞を受賞された熊本県立鹿本農業高等学校、「元気あふれる故郷づくりを目指した農高生の地域おこしプロジェクト活動」で佳作を受賞された栃木県立栃木農業高等学校、「綾部市志賀郷の現在と未来」で同じく佳作を受賞された京都府立綾部高等学校、そして、「自立した田舎をつくろう」で新たに設けられた奨励賞を受賞された京都府立京都すばる高等学校、それぞれの生徒さんや先生方にお越しいただき、審査副委員長の塩見直紀氏(半農半X研究所代表)、審査委員の尾家建生氏(大阪府立大学観光産業戦略研究所客員研究員)、そして実行委員長の戸祭達郎本学学長より賞状と副賞が渡されました。


 後半のシンポジウムは「ニッポンを元気にする”田舎力”と若者」と題し、塩見直紀氏、尾家建生氏、片山明久本学准教授をパネリストとして、応募「策」品(作品)を審査しての所感をもとに、塩見氏からは感受性を磨き、この先進学や就職で地元を離れることがあったとしてもローカルデザインを描き、地域プロデューサーとして活躍してほしいという期待について、尾家氏からは、ITを駆使し、田舎について考えることのできる高校生はまたグローバル化した社会の中でも活躍していける可能性と期待について、そして片山准教授からは地域活性化の基本構造として、地域を元気にするサイクルがあることについて発言がありました。
また、受賞校のアイデアについてのプレゼンテーションタイムもあり、学校間の交流も活発に行われました。


 「田舎力甲子園」においては、たくさんの応募作品を審査いただいた審査委員の皆様、遠くからお越しいただいた受賞校の生徒さん及び先生方、そして、北は北海道から南は鹿児島県までたくさんの意欲的な作品を応募いただいた、すべての学校関係者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

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7月24日に、田舎力甲子園の表彰式とシンポジウムの様子が、両丹日日新聞に掲載されました


  

2013年7月1日月曜日

成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」を6/21に開講しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/?info=2013-2

 6月21日(金)に開講した成美市民大学は、「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」と題した本学経営情報学部中尾誠二准教授による講演で、「民泊・民宿」に係る法制度の整理と、日本各地での調査結果を踏まえた興味深い内容でした。


 「農山漁村民泊」と「農林漁家民宿」。従来一般的には旅館業法の営業許可を得ていないのが「民泊」、取得しているのが「民宿」とされています。しかし、旅館業法等の規制緩和によって増加してきた「室延床面積33平米未満の農林漁家民宿」が、その小規模性等の理由から「民泊」と称している場合も多いとのことでした。


 近年、国の施策としてのグリーンツーリズム・都市農村交流振興も手伝い、「民泊」の知名度が高まりましたが、これからの農山漁村観光は、教育旅行、それも「小人数分泊型教育旅行」が有力なマーケットであるとのことです。その理由として①コスト的なロスが少ないこと、②子ども時代の農山漁村での経験が将来の「担い手」につながる可能性があること、将来展望としては、少子化傾向があるため、インバウンド(外国人対象)も視野に入れ、「ディープな日本」を体験してもらうことという提言がありました。


 最後は、「農家民泊」の経営者や行政担当者、あるいは旅行会社の方々等、北近畿地域広範からお越しいただいた方々同士の交流の時間を取り、お互いの情報交換に話が弾んでいました。


 今回は、夜間の開講にもかかわらず、60名近くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

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2013年6月24日月曜日

中尾准教授が四国グリーンツーリズム協議会で講演しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/post_216





去る6/12(水)-13(木)、本学経営情報学部の中尾誠二准教授が「四国4県グリーンツーリズム実践者交流研修会」に講師として招かれました。


主催者の「四国グリーンツーリズム協議会」は徳島・香川・愛媛・高知の四国4県が連携して都市と農山漁村の交流を促進している協議会で、各県が毎年もち回りで研修会等を開催しています。


徳島県三好市で実施された今回のテーマは「教育旅行」。中尾准教授は6/12(水)に「道の駅大歩危」内の会議室で『教育民泊(少人数分宿型教育旅行)の広域的な受入体制について』講演し、翌6/13(木)には「サンリバー大歩危」で事例発表者「一般社団法人そらの郷」担当者との総合討論でコーディネーター役を担当しました。



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2013年5月21日火曜日

福井県立奥越明成高校で「田舎力甲子園」出場に向けた高大連携授業を行いました!

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/post_213

5/20(月)、福井県立奥越明成高校2年生の科目「観光」において経営情報学部の中尾准教授が昨年度に続き二度目の高大連携授業を行いました。
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2013年5月9日木曜日

京都府立南丹高校で「田舎力甲子園」出場に向けた高大連携授業を行いました!

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/post_212

5/8(水)、京都府立南丹高校2年生の科目「アントレプレナーシップ」において短期大学部の高澤教授と経営情報学部の中尾准教授が高大連携授業を行いました。

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2013年3月22日金曜日

「第5回京都府景観まちづくりフォーラム」に矢島ゼミが発表しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/archives/info/5_2

福知山市民会館にて、3月14日に引き続き3月19日にも「第5回京都府景観まちづくりフォーラム~協働・連携によるまちづくり~」が行われ、本学の矢島教授が基調講演を、本学の学生3名が事例報告を行いました。
講演では、矢島教授から各観光地で活躍する観光ボランティアの方々の事例が紹介され、魅力的なまちづくりのためには、人材の育成・活用が大切であることが話されました。
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講演に続いて本学3回生の神澤亮大君、中川裕貴君、吉田昌宏君が、ゼミを代表して福知山市大江町毛原地区でのフィールドワークを事例報告として発表しました。フィールドワークを通じて感じた、毛原地区の魅力や問題点を挙げ、毛原地区が目指す「定住者を増やすための取り組み」に対して、ホームページの活用や、ホリディ・ハウスの推進などの提言を行いました。
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 その後、矢島教授をコーディネーターとして、中尾准教授も参加し、景観まちづくりの秘訣に関して、ディスカッションが行われました。
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 両丹日日新聞(3/22)にも掲載されました
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2013年1月30日水曜日

和歌山県「農家民泊研修会」

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農林水産部農業生産局果樹園芸課

                 『農家民泊研修会』を開催しました!
            講演風景            研修会の様子
                  (講演風景)                     (研修会の様子)
1.趣旨
  農家民泊では、地元農産物を素材とした 食事や郷土料理、田植えや稲刈りといった農作業体験や
農産物加工体験を提供することにより、大人のみならず、子どもへの体験学習や修学旅行など体験教
育旅行の場となるなど、新たな生活価値観を発見・創造する舞台となっています。本研修会は、農家
民泊に取り組む実践者や開設希望者を対象に、県内における農林漁家民泊の取組を推進することを
目的に開催しました。

2.日時・場所
  日時:平成24年1月30日(月) 13:30~16:30
  場所:日高川交流センター(日高郡日高川町)

3.参加者数
  農家民泊実践者・希望者、関係者 約70名

4.研修内容
  ①講演 『農家民泊開設等に係る法規制や開設後のおもてなし』
   【講師】成美大学経営情報学部 准教授  中尾誠二氏
  ②講演 『ワーキングホリデー、農村体験における農家民泊の役割』
   【講師】和歌山大学観光学部 教授 藤田武弘氏
   【話題提供】和歌山大学観光学部 学生
  ③その他
   「日高川町の地域特産物を活用した農家民泊提供料理の試食会」を実施