2013年7月24日水曜日

成美大学2013地域活性化策コンテスト「田舎力甲子園」、好評のうちに終了

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/?info=2013_4


 前半の表彰式では、「Kobayashi Facebook Project ~共感が生み出す情報発信力!~」で最優秀賞を受賞された宮崎県立小林秀峰高等学校、「熊本の宝物『みさを大豆』~商品開発と交流活動でみんなを笑顔にするモン!~」で優秀賞を受賞された熊本県立鹿本農業高等学校、「元気あふれる故郷づくりを目指した農高生の地域おこしプロジェクト活動」で佳作を受賞された栃木県立栃木農業高等学校、「綾部市志賀郷の現在と未来」で同じく佳作を受賞された京都府立綾部高等学校、そして、「自立した田舎をつくろう」で新たに設けられた奨励賞を受賞された京都府立京都すばる高等学校、それぞれの生徒さんや先生方にお越しいただき、審査副委員長の塩見直紀氏(半農半X研究所代表)、審査委員の尾家建生氏(大阪府立大学観光産業戦略研究所客員研究員)、そして実行委員長の戸祭達郎本学学長より賞状と副賞が渡されました。


 後半のシンポジウムは「ニッポンを元気にする”田舎力”と若者」と題し、塩見直紀氏、尾家建生氏、片山明久本学准教授をパネリストとして、応募「策」品(作品)を審査しての所感をもとに、塩見氏からは感受性を磨き、この先進学や就職で地元を離れることがあったとしてもローカルデザインを描き、地域プロデューサーとして活躍してほしいという期待について、尾家氏からは、ITを駆使し、田舎について考えることのできる高校生はまたグローバル化した社会の中でも活躍していける可能性と期待について、そして片山准教授からは地域活性化の基本構造として、地域を元気にするサイクルがあることについて発言がありました。
また、受賞校のアイデアについてのプレゼンテーションタイムもあり、学校間の交流も活発に行われました。


 「田舎力甲子園」においては、たくさんの応募作品を審査いただいた審査委員の皆様、遠くからお越しいただいた受賞校の生徒さん及び先生方、そして、北は北海道から南は鹿児島県までたくさんの意欲的な作品を応募いただいた、すべての学校関係者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

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7月24日に、田舎力甲子園の表彰式とシンポジウムの様子が、両丹日日新聞に掲載されました


  

2013年7月1日月曜日

成美市民大学「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」を6/21に開講しました

http://uv.seibi-gakuen.ac.jp/?info=2013-2

 6月21日(金)に開講した成美市民大学は、「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」と題した本学経営情報学部中尾誠二准教授による講演で、「民泊・民宿」に係る法制度の整理と、日本各地での調査結果を踏まえた興味深い内容でした。


 「農山漁村民泊」と「農林漁家民宿」。従来一般的には旅館業法の営業許可を得ていないのが「民泊」、取得しているのが「民宿」とされています。しかし、旅館業法等の規制緩和によって増加してきた「室延床面積33平米未満の農林漁家民宿」が、その小規模性等の理由から「民泊」と称している場合も多いとのことでした。


 近年、国の施策としてのグリーンツーリズム・都市農村交流振興も手伝い、「民泊」の知名度が高まりましたが、これからの農山漁村観光は、教育旅行、それも「小人数分泊型教育旅行」が有力なマーケットであるとのことです。その理由として①コスト的なロスが少ないこと、②子ども時代の農山漁村での経験が将来の「担い手」につながる可能性があること、将来展望としては、少子化傾向があるため、インバウンド(外国人対象)も視野に入れ、「ディープな日本」を体験してもらうことという提言がありました。


 最後は、「農家民泊」の経営者や行政担当者、あるいは旅行会社の方々等、北近畿地域広範からお越しいただいた方々同士の交流の時間を取り、お互いの情報交換に話が弾んでいました。


 今回は、夜間の開講にもかかわらず、60名近くの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

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